MIAUが「インターネットの教科書」作成へ、子供・保護者向けに

判断をしない親が増えているのだろうか、やっぱり最終判断は親ってことですな。

判断するのはユーザー側であり、実質的には親が運用することになる。ただし、「きちんとフィルターが動くように設定する技術がすべての親にあるわけではない。フィルタリングは親に対するスキルがものすごく問われる技術であり、本当にきちんと動かせる人がどれだけいるのかということを理解しておく必要がある」と指摘した。

最悪な経験を教科書にして共有するという話。面白いですね。

そのプロジェクトとは、MIAUで「インターネットの教科書」を作るというものだ。「我々MIAUには、ネットの黎明期からいろいろひどい目に遭ってきた人がたくさんいる。ひどい体験というものを子供たちにフィードバックできないか」。
3月末に非公式プロジェクトとして開始し、4月末に公式プロジェクトになった。「青少年ネット規制法案よりも前、児童ポルノ規制が話題になった時に『やはりリテラシーや教育ではないのか』ということを考え、少しずつ始めた」という。
将来的には「小学生版」「中学生版」「高校生版」とセグメント分けしたものを作成するとともに、その「保護者版」も作成する。すでに、MIAU の会員が過去にボランティアで作成した情報リテラシーのテキストがたたき台としてあり、社会学者や心理学者の助言も受けながら作成していくという。完成後は、クリエイティブコモンズライセンスで配布し、「できれば、教育委員会やPTAなどで採用してもらい、夏休み前に子供に配布してもらえると幸い」とした。

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