宇宙・新時代(3)「平和利用」思惑の違い

ISSとはいえ、宇宙技術は軍事技術にかなり近いところがあるんですよねぇ。

日本時間14日、土井隆雄宇宙飛行士は国際宇宙ステーション(ISS)に日本の実験棟「きぼう」の一部を無事取りつけた。今、ISSには土井さんのほか米仏露の飛行士計10人が滞在中で、そこは一見、平和に満ちた空間にみえる―。
しかし、実際の“宇宙の平和利用”については日本と諸外国の思惑は違う。日本だけが、国連が定めた「宇宙条約」にある「宇宙の平和利用」を「完全な非軍事」と解釈しているからだ。たとえば、日本ではISSの利用にしても生命科学や材料などの実験工場という位置づけだが、諸外国では「宇宙技術は軍事技術で、それを平和利用にも使う」(第29回宇宙開発委員会議事録より)場なのだ。

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