Bフレッツの一部で回線終端装置の不具合,東日本で最大1万6247台:ITpro
NTT東日本の沖電気工業製のONUで不具合があって遠隔更新をかけるそうです。
NTT東日本は2008年3月7日,「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」と「同 マンションタイプ(光配線方式)」で,ユーザー宅に設置する回線終端装置(ONU)の不具合が発覚したと発表した。
不具合が発覚したのは,2007年12月以降に設置した沖電気工業製の「GE-PONC GE-PON-ONU タイプD<1>2」と「GE-PON C GE-PON-ONU タイプE<1>2」の2機種。東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県,茨城県,栃木県,群馬県,山梨県,長野県,新潟県の1都9県で最大1万 6247台が利用されているという。ユーザーからの申告があり,2月下旬に判明した。
TOSフィールドが設定されているとONUでパケット破棄されるそうです。
不具合の内容は,IPヘッダーのTOS(type of service)フィールドに優先度が設定されたパケットをONUが破棄してしまうというもの。ブロードバンド・ルーターなどでパケットの優先制御を設定している場合に発生し,050番号を利用したIP電話の通信を優先制御する例などが報告されている。7日12時時点で計40件の問い合わせが入っているという。なお,ひかり電話は「ひかり電話対応ルーターで優先制御を設定できないので通話ができなくなることはない」としている。