Ruby4年ぶりの新版1.9.0正式リリース,VM刷新で大幅高速化:ITpro

Ruby1.9が正式リリースされて、笹田さんのYARVを標準装備してベンチマークで2倍〜10倍高速になったそうです。

1.8までのRubyでは,プログラムを構文木と呼ぶ形式に変換して実行していた。東京大学大学院情報理工学研究科特任助手の笹田氏が開発した YARV(Yet Another Ruby VM)では,バイトコードと呼ぶ中間言語に変換して,VM仮想マシン)であるYARV上で実行する,Javaと同じアーキテクチャとなる。YARVIPA独立行政法人情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業に採択され,開発が行われている。
YARVにより,Ruby自体の実行性能はコア性能で最大50倍,ベンチマークで2倍から10倍と大幅に高速化された。ただし,C言語で記述されたライブラリなどの実行速度は変わらないため,アプリケーション全体では10倍速くなるわけではない。

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