F5がSSL-VPN装置「FirePass」に新版,Windows Mobile版クライアントを追加:ITpro

FirePass4300ってのが出たそうです。Opteronの2CPU構成らしいです。

新たに追加したFirePass 4300は,同社のSSL-VPN装置の最上位に位置する。既存のハイエンド機種「FirePass 4100」と同じく,高さ2Uのラックマウント型サーバー機である。FirePass 4100との最大の違いは,CPU性能にある。FirePass 4100はシングル・コアのOpteronを2CPU構成,FirePass 4300はデュアルコアOpteronを2CPU構成で動作させる。F5ネットワークスジャパンでは,FirePass 4100は同時接続100〜500ユーザー,FirePass 4300は同時接続500〜2000ユーザーを想定している。
一方,SSL-VPN装置のソフトウエア最新版であるFirePass v6.0.2の主な強化点は,以下の3つ。(1)主にモバイル機種向けに,汎用トンネル型で動作させるSSL-VPNクライアント・ソフトの稼働プラットフォームを拡大した。(2)リバース・プロキシ接続時のURLの解析と書き換えや,米Citrix Systemsの画面情報端末ソフトの新機能への対応など,各種アプリケーションとの親和性を高めた。(3)主に,システム管理者がトラブルを解決するための,クライアント環境のインベントリ情報取得ソフトを用意した。

Windows Mobile5/6に対応しているそうです。あとリバースプロキシOverSSLVPNでも動作が安定したそうです。

(1)稼働プラットフォームの拡大では特に,米Microsoftのモバイル端末向けOSであるWindows Mobile 5/6上で動作するVPNクライアント・ソフトを用意した。F5ネットワークスジャパンによれば,「シャープ製のウィルコムPHS端末であるW-ZERO3から社内LANにVPN接続して,Windows標準の画面情報端末プロトコルであるRDPで社内システムのGUI画面を操作する」,といった要望が強かったという。今回のプラットフォーム拡張は,これに応えるものだ。
(2)各種アプリケーションとの親和性では,Webアプリケーション・サーバーの直前にプロキシ・サーバーを設置するリバース・プロキシ型のSSL-VPNアクセスにおいて,従来よりもWebアプリケーションとの親和性を高めた。これまでは,Webアプリケーションとユーザーとを仲介する際のURLの書き換えなどが上手く機能しないことがあったという。今回,新たに,HTMLやJavaScriptなどWeb画面の解析機能を強化した。これにより,必要に応じて自動的にURL文字列を書き換えるロジックが強化された。

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