ウイルス感染被害レポート - 2007年8月度 | セキュリティ情報 : トレンドマイクロ

一太郎やLhazなどのソフトでのゼロデイ攻撃もありましたね〜。標的型攻撃に移っていることで、その対策も難しくなってきていますね。

8月のウイルス感染被害の総報告数は、7月の4445件から5ヶ月ぶりの増加となる5183件でした。しかし、1位から10位のウイルスの感染報告数を合計しても263件と総報告数の約5%にとどまり、感染報告が多種のウイルスに分散している傾向は継続しています。
多種のウイルスに感染報告が分散している背景には、攻撃の手法が大規模拡散型から標的型(ターゲット型)へ移行しつつある事実があります。実例として8月には、3日に日本語ワープロソフト「一太郎」、17日にフリーの圧縮ツール「Lhaz」、それぞれの未知の脆弱性を標的とした攻撃(ゼロデイアタック)が確認されました。

標的型攻撃の成功率は高いんでしょうね。こういうメールをテストで送ってモラルや意識向上をはかるような商売もありますしね。

このようなターゲット攻撃は被害が特定の集団や地域に限定されるため、愉快犯による拡散型のウイルスに比べ感染数は少ないものの、標的に合わせたソーシャルエンジニアリング的手法を用いることで、攻撃の成功率が高いことが特徴です。