7月のセキュリティ リリース 後のまとめ
.NET Frameworkの更新プログラムはインストール失敗がかなり叫ばれていますねぇ。特に海外系でも。対応方法はCleanupToolですね。
MS07-040: .NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される (931212)
.NET Framework の更新プログラムのインストールに失敗するという話が、掲示板等で報告されています。現在分かっている範囲では、更新の適用元となる .NET Framework のインストール情報の破損などが原因としてあるようです。 この場合、最も手順の少ない方法としては、.NET Framework を再インストールすることで、正常に更新プログラムをインストールできる事が確認できています。再インストールの手順は、以下の サポート技術情報 (KB) が参考になると思います。
Windows XP SP2 に .Net Framework を再インストールする方法 (940297)
http://support.microsoft.com/kb/940297/ja
Mac版のOfficeと2007互換性パックの更新プログラムの提供で更新された内容です。
MS07-036: Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (936542)
Microsoft Office 2004 for Mac と、2007 Office Systems のファイルを旧バージョンの製品で取り扱うための互換性パック の更新プログラムの情報を追加しました。
互換性パックについては、Microsoft Update を行なっていれば再度適用の必要はありません。
今回の更新プログラムは、Office System のExcel以外の製品のみがインストールされている環境でもセキュリティ更新プログラムが Microsoft Updateから提供される事があります。
Windows2000Proにもパッチが配信されるのは使わないけど脆弱性のあるDLLが存在するからだそうです。
MS07-039: Windows Active Directory の脆弱性により、リモートでコードが実行される (926122)
今回の Windows 2000 向けの更新では、ntdsa.dll というファイルを更新しているのですが、このファイルは、Windows 2000 Server だけではなく、Windows 2000 Professional にも存在します。ファイルが、存在はしますが、脆弱なコード部分を悪用する手段 (入り口) が Windows 2000 Professional には存在しないため、「影響を受けない」と評価しています。 Microsoft Update では、脆弱なコードを持つモジュールをベースに配信を行っており、そのため、Windows 2000 Professional にも更新プログラムが配信されているという訳です。