JPCERT小宮山氏「フィッシングは国内ユーザーも狙われる時代に」

株価操作など、金品に直結するような迷惑メールやウイルスが増えつつあるとのこと。

迷惑メールでは、製品関連や健康関連などのカテゴリに加え、最近では株価を操作することを目的とした迷惑メールが増えているという。この株価操作スパムは、特定銘柄の株式を購入することを推奨するメールを送信し、株価を不正につり上げた上で、スパム送信者が所有するその株式を高値で売り抜けるもの。この影響により、2007年3月には米国証券取引委員会(SEC)によって特定銘柄の取引が停止される処置もとられた。

怪しいかどうかも最近は難しいですが、ゼロデイを使ったTargetedAttackも増えてきていて、最新パターンでも対処出来なかったりしますから、添付は要注意ですねぇ・・・

「昔からありふれた台詞だが『怪しいメールは開かない』をもう一度徹底すべき。というのも、ゼロデイの脆弱性を悪用したり、知人を装うフィッシングメールは増えているから。これらの攻撃はウイルス対策ソフトやMicrosoft Updateを最新にしていても防げない」として、技術的な対策に加え、地道な啓発活動の必要性も変わらないと訴えた。