マイクロソフトとJPCERT/CCセキュリティ分野で包括的な技術協力で合意

セキュリティの情報共有のためMicrosoftJPCERT/CCが協力するそうです。

近年の情報セキュリティインシデントは、悪意をもって作られたソフトウェア(マルウェア)が、犯罪のためのツール(クライムウェア)として用いられることによって引き起こされる傾向が強く、マルウェアの技術面での高度化に加えて、国境を越えた攻撃が目立っています。このような状況において、健全なインターネット利用を図るためには、各国のCSIRT(*1)組織やセキュリティ関連組織が、マルウェアやインシデントの分析能力を高め、インシデントの予防と対応を協力して進めることが重要です。
 一方で、攻撃のターゲットとなっているプラットフォームは多岐に渡っており、全てのプラットフォームに対して、個々のCSIRT組織が対応していくことは困難であり、ソフトウェア開発企業との協力関係を構築することが不可欠です。JPCERT/CCは、情報セキュリティインシデントや攻撃手法の技術傾向や脅威度の分析等に関するソフトウェア開発企業との協力スキームを構築するための第一歩として、マイクロソフトと包括的な技術協力関係を締結しました。