NTTデータ、アクセス管理機能などを追加したオープンソース運用管理ツールの新版
「Hinemos」は、OSSの運用管理ツールです。既存オープンソースでは不十分であるエンタープライズ環境でのコンピュータ群の一元的な運用管理を実現します。「Hinemos」を使用することにより、フルオープンソース環境で運用管理システムを構築できるため、市販ソフトを使用することに比べ、ライセンス料金などのコストの削減が図れます。
「Hinemos」は、複数のコンピュータを単一のコンピュータイメージで運用管理する機能を提供します。これにより運用管理の効率化、操作の単純化によるオペレーションミスの低減を実現します。
Hinemosは、複数PCの一元的な運用管理を行うためのツール。ジョブ管理、ログ監視、性能のグラフ表示といった各機能を備えるほか、複数PCへのパッチ一括適用、ファイル配布などを並列に行うことができるという。
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運用上、効果の高い以下の機能を提供します。
- (1)リポジトリ情報管理機能:
- 本ソフトウェアのメイン機能。各種機能が共通で使用する、グループ構成やノード構成の情報を管理します。
- (2)状態監視機能:
- イベントログ情報の集中監視を可能とします。グループ単位での表示ができます。
- (3)性能管理機能:
- CPU使用率などのリソース情報を、グループまたはノード単位でリアルタイムグラフ表示することができます。さらに、リソース情報の保存・表示や閾値監視も行うことができます。
- (4)ジョブ管理機能:
- ユーザ作成ジョブを、複数ノードを連携させて定義・実行することができます。
- (5)一括制御機能:
- 複数ノードへのパッチ適用などを、簡単なGUI操作のみで、容易に実行することができます。
ver2.0 で新たに以下の機能が追加されました。
- (1)アクセス管理機能:
- 各種機能を操作するHinemosユーザアカウントの管理を行います。オペレータ毎のログイン認証と操作単位でのアクセス制御が可能です。
- (2)カレンダ機能:
- 祭日などのカレンダ情報をもとにジョブの実行の有無を制御できます。
- (3)プロセス監視機能:
- 監視対象ノードのプロセス情報を取得して監視を行います。監視結果は、イベント情報・ステータス情報として表示可能であるほか、メール通知も行うことができます。
- (4)SQL監視機能:
- SQLによる監視を行います。監視結果は、イベント情報・ステータス情報として表示可能であるほか、メール通知も行うことができます。
- (5)SNMP監視機能:
- SNMPによる監視を行います。監視結果は、イベント情報・ステータス情報として表示可能であるほか、メール通知も行うことができます。
現状は、Redhat Linux AS 4.0のみのようですね。
検証済み動作環境: