「ユーザー企業は声を上げよ」―― 山口セキュリティ補佐官 − @IT

ripjyr2005-10-26

変化による脅威

「変化による脅威」とは、「見えないコンピュータ」、つまりカーナビやビデオレコーダー、IP放送のセットトップボックスなど
(中略)
ブロードバンドインターネットに接続されるようになってきたにもかかわらず、十分なセキュリティ対策がとられていないということ。
(中略)
「対策としてまず必要なのは情報資産管理を現状に適合させること」。

人間系のリスク

 「人間系のリスク」については、日常業務におけるコンピュータへの依存度が高まるばかりであるにもかかわらず、高度IT人材が不足していること、さらに攻撃は企業の内部でも発生しており、社員の忠誠心に期待することもできない状況だと山口氏は述べた。
(中略)
「セキュリティ責任者は1人で問題を抱えずに、皆で力を合わせることが大切。チームをつくり、これをトップマネジメントに認知させることで、遊びでないことを分からせるべきだ」と山口氏は話した。

規模の拡大による脅威

 「規模の拡大による脅威」については、銀行のオンラインシステムや空港の管制システムのように、インフラとして稼働しているシステムが停止すると、多大な影響が発生すると指摘。
(中略)
「単なるフェイルオーバにとどまらない耐障害性設計が求められる。アベイラビリティ(可用性)管理の観点から、これからのネットワークデザイン、これからのセキュリティを考えていってほしい。