第3回 SaaS型ERPの導入でIT部門の役割はどう変わるのか (1/3) - ITmedia エンタープライズ
メモ
手戻りのリスクを回避するには、導入を開始する前に業務改革の実現可能性を詳細に評価し、導入時に業務部門の改革を断行する必要があり、従来にも増してユーザー部門の主体的な関与が求められます。
第3回 SaaS型ERPの導入でIT部門の役割はどう変わるのか (1/3) - ITmedia エンタープライズ
一方で、SaaS型ERPのシステム環境は全てサービスプロバイダーから提供されるため、従来はIT部門が担当していたサーバの調達やハードウェア、ソフトウェアの保守などに関する作業が不要になります。代わりに、自社にとって最適なサービスや技術をユーザーが選定できるよう支援することや、マイクロサービス、レガシーシステムなどのさまざまな技術やサービスをシームレスに連携させて効果を引き出すことが求められるようになることから、IT部門の役割は大きく変わってきます。
第3回 SaaS型ERPの導入でIT部門の役割はどう変わるのか (3/3) - ITmedia エンタープライズまとめると、SaaS型ERPの導入を成功させるためには、サービスプロバイダーやユーザー部門に任せきりにするのではなく、IT部門が導入をリードすることが不可欠です。具体的には、
- IT部門が、さまざまな技術・サービスを組み合わせて、自社にとって最適なシステム構成を実現するためのオーケストレーション機能を担うこと
- 既存のレガシーシステムの維持、マイグレーションを担う人材を確保しつつ、SaaS型ERPをはじめとした最新の技術・サービスに対応できる人材を計画的に採用、育成し、バイモーダルITの運営体制を整備すること
の2つに取り組むことが重要です。