2018年1月10日 Linus,Intel相手に“おこ始め”―「メルトダウン」で幕開けの2018年:Linux Daily Topics|gihyo.jp … 技術評論社

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1月3日(米国時間)⁠,Linuxカーネル開発者向けメーリングリスト「LKML.org」に投稿されたLinusのポストには,Intelに対する不信と怒りがはっきりとあらわれている。Linusのポストは,Intelオープンソーステクノロジセンターに在籍するAndi Kleenのポストへのリプライではあるが,KleenひとりではなくIntelという企業の姿勢に言及していることは明らかだ。

元になっているKleenの投稿を読むと「⁠(投機的実行を備えたモダンCPUの場合)任意のカーネルデータをリークさせるおそれのあるサイドチャネル攻撃を呼び込む可能性を完全に排除できないから,カーネル内部にはそうした可能性を残すインダイレクトコールは存在しないほうがいい」とカーネル側での修正をやんわりと提案している。 Linusはこれに対し「は? なんで有効/無効を設定できるオプションを提供するとか(CPUエンジニアのほうが)考えないわけ? (⁠Why is this all done without any configuration options?)⁠」とばっさり切り捨てたのち,冒頭で紹介したコメントを続けている。

問題の根本はモダンCPUやカーネルにあるのではなく,Intel(のCPU)にあることを自覚すべき ― 新年早々,IT業界全体を襲った脆弱性問題はLinuxカーネルの今後の開発方針にも大きな影響を与えそうだ。

2018年1月10日 Linus,Intel相手に“おこ始め”―「メルトダウン」で幕開けの2018年:Linux Daily Topics|gihyo.jp … 技術評論社

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