ASCII.jp:SD-WANが開けたパンドラの箱、通信事業者はどうする? (1/2)

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SDx!SDx!

最新のネットワーク技術を先取りするInteropのShownetでSDxが最初に登場したのは、2012年。OpenFlow Showcaseということで、OpenFlowにおける相互接続テストからスタートした。その後、2013年にSDNとネットワーク運用、2014年にIX(Internet eXchange)のSDN対応といったテーマでShownetの展示を行ない、2014年にはSoftware-Definedの対象がネットワークからインフラ全般に拡がってきたという。一方で、2015年には通信事業者での利用を前提にトラフィック制御やセキュリティ機能の分野で実用化が進み、今年は高速なパケットI/OやサウスバウンドAPIの活用まで実用化が深化している。
 この結果、SDxの定義自体はすでに広範囲になっているという。SDNとNFVがセットに語られるのはすでに一般的だが、OpenStackやマルチクラウド接続、IoT、ネットワークや運用の自動化、vEPC、ハイパーコンバージドインフラ、SD-WANなどもSDxの範疇に入ってしまう。インフラの構築・運用の自動化に関わることであれば、「正直言って、なんでもありという状態」(山下氏)だ。
 そこで、今回の説明会では、複数のクラウド・コロケーションをオンデマンドに接続する「SD-Exchange」、VPNやインターネットなど品質の異なるアンダーレイネットワークをサービスにあわせて使い分けられる「SD-WAN」、仮想化技術でLANの効率的な運用を可能にする「SD-LAN」、そしてセキュリティサービスやICT利用の可視化、複数サービスの一元的な管理を可能にする「マネージドサービス」の4つにフォーカスすると、山下氏は説明する。以下では、説明の中心に据えられたSD-WANについてレポートする。

ASCII.jp:SD-WANが開けたパンドラの箱、通信事業者はどうする? (1/2)

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