てくろぐ: 1993年のftp.iij.ad.jp

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なつかしぃぃーーー!”

ビデオテープ……のように見えますが、これはUNIXワークステーションなどで使われるコンピューター用のテープ(Exabyte)です。今でこそ見かけることは少なくなりましたが、以前はハードディスクのデータのバックアップ先として各種のテープが使われており、UNIXマシンを利用しているところには大抵テープドライブが転がっていたものでした。
このように書きましたが、実は写真の実物は8mmビデオテープそのものです。というのも、コンピューター用8mmデータカートリッジ(Exabyte)は、元々ビデオカメラ用に開発された8mmビデオテープの規格を転用したものだからです。コンピュータ用に利用する場合はテープカセットも専用のものを使うのですが、専用テープは価格が高いのでケチって安いビデオ用テープを使い回すということが大学や資金が潤沢ではない企業でよく行われていました。

てくろぐ: 1993年のftp.iij.ad.jp

そして現代

ここに並んだサーバたち、実はいずれも「公開ftpサーバ」と呼ばれるものです。1これらのサーバは、CentOSを開発しているコミュニティが提供しているのではなく、大学や研究機関、ISPなどの企業が無償で提供しています。CentOSではアプリケーションのインストールやアップデートをしようとすると、これらの公開サーバの中のいずれかから、2パッケージがダウンロードされ、インストールが行われるようになっています。
このように多数の公開ftpサーバにダウンロード元を振り分けることで、CentOSを開発しているコミュニティが強力なサーバを持っていなくても、各地の公開ftpサーバの力を借りて、大勢の利用者にパッケージファイルを提供できるのです。同じようなしくみは各種LinuxディストリビューションFreeBSDなど、BSD系のOSでも使われています。
先ほどの一覧にも含まれていたftp.iij.ad.jpは、IIJが提供する公開ftpサーバです。IIJは、例に挙げたCentOSを初めとして、各種LinuxBSDや、その他のオープンソースソフトウェアを配布するための、公開ftpサーバを提供しています。

てくろぐ: 2014年のftp.iij.ad.jp

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