【レビュー】メーカーを問わずRAW画像を扱える多機能なRAW現像ソフト「RawTherapee」 - 窓の杜

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「RawTherapee」は、デジタルカメラのRAW形式で撮影された画像を現像するためのソフト。64bit版のWindows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、32bit環境向けには旧バージョンが提供されている。
一般的に、RAWで撮影することのできるデジタルカメラにはRAW現像のためのソフトが付属しているが、基本的に各メーカーは独自のソフトを用意している。独自に用意されているソフトは他社のデジタルカメラで撮影されたRAW画像を現像することができないため、単一のソフトで複数のメーカーのRAW画像を扱うには、「Lightroom」のような汎用現像ソフトを導入する必要があるが、「RawTherapee」はそうした汎用現像ソフトの一つである。海外のフリーソフトだが、標準で日本語他、多数の言語に対応したインターフェイスが用意されている。
「RawTherapee」はRAW画像を現像するための豊富な機能を備えている。ホワイトバランスや歪曲、傾きなどの調整、露出の補正、シャープネスの増減やノイズの低減、パープルフリンジの低減といった現像処理に加え、画像のリサイズ、切り抜きといった加工機能も備える。また、写真の中で生じる色や輝度のムラを低減する“フラットフィールド補正”と呼ばれる機能が特徴的だ。
「RawTherapee」ではファイルブラウザと呼ばれるファイル管理機能を利用してPC内に保存されたRAW画像へアクセスし、処理を行う。特に“スナップショット”機能を利用することで、気軽に補正のやり直しを行うことができる。

【レビュー】メーカーを問わずRAW画像を扱える多機能なRAW現像ソフト「RawTherapee」 - 窓の杜

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