「宇宙ゴミ」で人工衛星や宇宙船が被害 賠償してもらえるのか? | RBB TODAY(情報元のブックマーク数)

宇宙ゴミの損害賠償は無し。

●「宇宙ゴミ」による損害賠償を定めた国際条約は、まだ締結されていない
日本航空宇宙学会に所属し、宇宙法にも理解がある作花知志弁護士によると、「宇宙ゴミで被害を受けた方は、その被った損害を賠償してもらうことはできません。つまり自己責任ということになります」という。なぜ、そうなってしまうのだろうか。
作花弁護士は、どこかの国が打ち上げた「宇宙物体」と宇宙空間を漂う「宇宙ゴミ」を区別しながら、次のように解説する。
「ある国が打ち上げた『宇宙物体』により、宇宙活動を行っている者が損害を被った場合、その宇宙活動を行っていた者は、その宇宙物体の打ち上げ国に対して、損害賠償を請求できることが、『宇宙損害責任条約』によって認められています。
それに対して、そのような宇宙物体ではなく、いわゆる『宇宙ゴミ』によって、宇宙活動を行っている者が損害を被った場合には、現在のところ、その損害の賠償について、ある国等に対して請求することを認めた国際条約は締結されていないのです。つまり、現在の国際社会においては、宇宙ゴミの問題は法がない状態(法の欠缺=けんけつ)、いうことになります」

http://www.rbbtoday.com/article/2013/04/17/106574.html

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