Facebook「グラフ検索」に、セキュリティ各社から懸念の声 | RBB TODAY(情報元のブックマーク数)

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これに対し、セキュリティ企業のソフォスは、「ユーザーが投稿したユーザー個人のデータ(自分では覚えていないデータもあるかもしれません)が掘り起こされ、さまざまな情報の断片がつなぎ合わされて、ユーザーが不愉快な思いをする可能性があります」と、「グラフ検索」への懸念を公式ブログで表明した。
さらに具体的な例として「売春婦が好きな既婚の男性(Married men who like prostitutes)」「法輪功が好きな中国人(Chinese who like Falun Gong)」「男性に興味があり、さらにお酒を飲みたいと思っている独身女性(Single women, interested in men, who like getting drunk)」といった検索事例(Actual Facebook Graph Searchesブログに掲載されたもの)をあげている。
ソフォスでは「自分の情報を公開する場合には(ユーザーに)責任が発生します」としており、これらはすでに公開されている情報だというスタンスだ。あわせて自分のFacebookアカウントの過去の投稿や「いいね」の履歴などをもう一度確認することを推奨している。
一方、同じくセキュリティ企業のカスペルスキーも、「最終的にはグラフ検索によって、あなたが公開するすべての情報、および友人と共有するすべての情報が、人々によって今よりもずっと検索されやすくなる」と指摘。「『Facebookのプライバシー』という表現を、矛盾した状態のまま放置しておくべきではありません」として、暗に“Facebookにはプライバシー(という考え)はない”と、あらためて注意を促した。さらに、共有を望まない情報がグラフ検索で利用されないようにするため、「1.情報の公開を制限する」「2.友達のリストを作る」「3.写真、いいね、投稿を編集する」「4.洗って、ゆすいで、を繰り返す」という、4つのステップを解説している。

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