きれいな無線をもとめて - ネットワークのゲンバ | Interop Tokyo 2013(情報元のブックマーク数)

本当に電波が汚いはよくわかります。ジャミングしながらも使える無線なんてできないですからねぇ・・・・

さて、本題の無線 LAN の構築と運用に話を戻したいと思います。Interop Tokyo 2012 において構築された ShowNet では、出展社や来場者の皆様に対して、無線環境を提供しました。実は、Interop 2012 以前においても来場者の皆様に無線 LAN を提供していたのですが、それは国際会議棟と呼ばれる、カンファレンスを行なっている一部の会場のみに限られていました。Interop 2012 では、展示会を行なっているホール全体に対して無線 LAN の提供を行いました。なぜ今まで行わなかったのか、と疑問に思うかもしれません。最近の主流である集中コントローラ方式を用いた無線 LAN システムを使えば、あのホール全体に無線 LAN 基地局を設置し、サービスを提供することはそれほど難しいことではありません。しかし、実際にサービスを行おうとすると、それがとても難しいことだと気づかされるんです。一言で言うと、 「会場内の電波が汚い」 これに尽きます。全然科学的な表現ではありませんし、技術的にも正しい用語ではありませんが、とにかくホール内の無線 LAN の電波が汚れまくっているんです。というのも、無線 LAN アクセスポイント、その値段も安くなり手頃に使えるようになりまして、出展社のみなさん自社のブースで無線 LAN を使うために、無線 LAN アクセスポイントを持ち込まれるんですね。また、3G WiFi ルータの普及も拍車をかけていまして、来場者の皆様も多くの 3G WiFI ルータを持ち込まれています。すると、会場内の至る所に無線 LAN アクセスポイントが乱立する、という状況が生まれます。
図1は、会場内に設置されている無線 LAN 基地局の分布を図で示したものです。計測に利用した製品は、Cisco Systems 社の無線 LAN 監視システム WCS と位置情報サーバ MSE の組み合わせです。この図は実は Interop 2011 のものなのですが、密集して数多くの無線 LAN アクセスポイントが設置されているのがわかります。

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