PC横に置いたiPhoneをキーロガーに、ジョージア工科大学の研究成果が話題に | 携帯 | マイコミジャーナル(情報元のブックマーク数)

キー入力の振動パターンを使ってiPhone4でキー入力を読み取るらしい、面白い。

同大学助教授のPatrick Traynor氏によれば、キー入力で発生する振動パターンに着目し、これを加速度センサーを使って読み取る方法を開発したという。当初、同氏はiPhone 3GSを使って研究をスタートしたが、正確なデータの読み取りは非常に難しかったという。ところがiPhone 4の世代になりジャイロスコープが標準搭載されたことで補正が可能になり、データ解読を難しくしていた加速度センサーにおけるノイズ除去に成功したという。現在では5万8000語の辞書を組み合わせることで、最大80%の精度での読み取りが可能になったようだ。
Traynor氏によれば、以前よりマイクロフォンを使って同様の振動音をキャッチしてタイプされたキーを読み取ろうという研究はあり、実際に同様の成果を得られていたという。ところがマイク経由では秒間4万4000回の振動音のサンプリングを行わなければいけないのに対し、加速度センサーを使ったケースではわずか秒間100回のサンプリングで同種の機能を実現できるという。これは計算処理の省力化が可能ということを意味しており、今回のiPhone 4の例をみてもわかるように、今日一般的な携帯電話を使ってこの処理が十分に可能だということだ。同氏によれば、過去2年で携帯電話は洗練が進んでおり、ほとんどの機種でこの種のソーシャル攻撃を仕掛けるのに十分な機能を保持しているという。

http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/21/003/index.html

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