センティリオン株式会社を退職しました。 - rindai87の日記(情報元のブックマーク数)

工学系院新卒でベンチャーに就職する良い面と悪い面。

さて、ベンチャー企業に新卒で入社するということの良い面も悪い面も、痛いほど痛感した一年でした。
工学系の院卒であえてベンチャー企業に行く、という決断をする人間は意外に少ないようで、周囲の人間からは色々と話を聞かれることが多いので、自分が感じた良い面、悪い面を簡単にまとめてみようと思います。
まあ、実はベンチャー企業の定義とかを掘り下げて考えた方がいい、という結論もあったりするのですが、ここではそれを置いておきます。

http://d.hatena.ne.jp/rindai87/20110715/1310744789

で、ベンチャーに入るいい面

良くありがちな、経営陣の近くで云々とか、仕事の裁量と責任範囲が云々はおいておいて、企業活動におけるお金の流れがよく見えたのが良かったと思っています。
なんだかんだ言っても、自分たちも給料をもらって働く以上、お金を儲けない事にはいけません。
どうやって、仕事を生み出し、モノを作り、売り上げをあげるのか。
そして、売り上げの中でどれだけ利益を最大化するのか。
エンジニアとして入社しましたが、会社の規模と風土的に様々な部分に関わらせてもらうことができたので、経営的と言えばいいのでしょうか、お金を儲けるという部分に目が向いたのは良い事だと思っています。

悪い面

これはいい面の反対ですね。
なんでもできる反面、自分がエンジニアとして核となるものを身につける事が困難です。
特に、今のところ、取り立てて「これが強い」と言えるものがないため、どうしても色々な事を広く浅く経験することが多くなってしまいます。
これを悪い面として挙げたのは、単純に自分の嗜好とマッチしない、というだけです。
元同僚が書いているように、センティリオンでは、中国のエンジニアと仕事をすることが多く、どうしても中国人エンジニアとクライアントの間に立つ仕事が多くなってしまうため、自分が業務の中で開発作業に携わることが少ないのです。
こうは書きましたが、(自分の嗜好から考えると)幸いにして、自分はコードを書いたり、サーバーをチューニングしたりする仕事に関わる機会が多かったため、そこまでマネージメント業ばかりやっていた訳ではありません。
しかし、そうやって自分が手を動かす仕事に携わるにつれて、自分がエンジニアとして未熟であるという気持ちと、エンジニアとしての力を伸ばしたいという気持が強くなりました。
このままセンティリオンにいた場合、仕事を通じてそういう気持が満たされる可能性は低いな、と感じたわけです。

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