クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - クラウド進化論 - ZDNet Japan(情報元のブックマーク数)

クラウドを導入する上で競合と差別化する5つのポイントを紹介してくれています。評価もこれでやったらいいのかな?多分。

ここでは、クラウドコンピューティングにおいて競合他社との差別化を図るべき5つの重要項目を紹介する。ここで挙げるものがすべてというわけではないし、筆者もすべてのベンダーがこの問題を同じ観点から検討しているとは考えていない。しかし、クラウドサービスの導入を検討している人は、それがSaaSであれ、PaaSであれ、IaaSであれ、サービスを評価するにあたって、まずはこの5つの要素を検討すべきだと思う。また、これらのサービスを販売している人は、次回、要件に関する書類を作成するとき、このリストを概略として使ってほしい。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

運用のしやすさ:これは単純に「使いやすさ」と表現してもよかったのだが、クラウドコンピューティングサービスにおいて「使う」ということは、単に人間がシステムとやりとりすることだけでなく、もっと多くのことを意味している。例えば、10社以上のベンダーに分散されたクラウド上に膨大な数のアプリケーションを展開している企業が、管理可能なサービスレベルで、それらのアプリケーションの監視と管理を行うには、どうすればよいかということだ。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

構成可能性:クラウドコンピューティング環境とは基本的に、インフラストラクチャとソフトウェアアーキテクチャフレームワークであり、その上に構築されるアプリケーションアーキテクチャに大きな影響力を持つものである。これが現在のクラウドコンピューティング環境について、最も知られていることの1つだ。例えば、「Amazon Web ServicesAWS)」の「Elastic Compute Cloud(EC2)」では、各サーバを1つの大規模な共有ネットワーク上に配置することができ、管理トラフィックが(少なくともOS側から見て明示的に)非武装地帯(DMZトラフィックから分離することもない。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

パフォーマンス:筆者は先日、非常に興味深い話を聞いた。あるホスティング企業から電子メールを受け取ったのだが、それによると、AWSからそのホスティング企業へ乗り換える顧客が増加しており、それらの顧客はAWSよりもその企業のパフォーマンスの方が実際に優れていると感じているという。筆者はこの主張が事実かどうか確かめたわけではないが、それでも興味深い主張であることに変わりはない。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

信頼性とセキュリティ:この2つの要素をひとまとめにして扱うべきかどうかについては、筆者も迷った。信頼性とセキュリティは同じ概念の異なる側面を表しているからだ。しかし、その核となる概念、つまりリスク軽減は、パブリッククラウドサービスがプライベートデータセンターよりも優れているかどうかを判断するとき、その根拠の大きな部分を占めるため、信頼性とセキュリティは同じ観点から検討されることが多いと筆者は考えている。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

顧客サービス:筆者が「big rethink」シリーズの最後の記事を執筆した後、ZeroTouch ITの最高執行責任者(COO)であるKevin Magee氏がある記事を書いた。Magee氏はその中で、クラウドコンピューティングがITへ与える影響について、いくつかのことを新たに予言している。中でも特筆すべきは、クラウドは「ベンダー関係管理がIT組織において重要な案件になる過程」に変化をもたらすと指摘していることだ。まさにそのとおり。筆者は全面的に同意する。

クラウドコンピューティングにおける差別化--他社との違いを伝えるための5つのヒント - ZDNet Japan

screenshot