仮想化では、ストレージの性能劣化に注意 - グリーン仮想化環境の設計:ITpro(情報元のブックマーク数)

宮原さんによる、仮想環境のノウハウ記事。ストレージの書き込み性能での影響とか。

仮想化環境の設計や省電力化には、リソース量の現状把握と移行後の見積もりが欠かせない。前回に引き続き、仮想化環境におけるリソース量(ネットワークI/OとストレージI/O)の基本的な考え方や見積もり方法を説明することに加え、仮想化に伴う性能の劣化や移行先環境のサイジングについて紹介する。CPUやメモリーに起因する性能劣化はさほど気にならないが、ストレージ関連で書き込み性能が2〜3割程度落ち込むことがある。詳しく見ていこう。

仮想化では、ストレージの性能劣化に注意 | 日経 xTECH(クロステック)

ボトルネックになりやすいのがストレージIO。

仮想化環境でボトルネックになりやすいのはストレージI/Oである。もともとストレージはCPUやメモリーなどに比べてデータ転送速度が桁違いに遅く、仮想化しないときも性能の足を引っ張りやすい。さらに仮想化統合では、複数のOS環境からのI/Oが集中するため、ボトルネックになりやすい。
ストレージに比較的負荷がかかるシステムとしては、データベースやメールサーバー、ファイルサーバーなどが挙げられる。これらを仮想化統合の対象に含んでいる場合は、特に注意が必要である。
物理環境におけるストレージI/Oのリソース量については、データ転送量のほか、読み書きの回数、読み書きを待つ度合いなどを調べる。まずは仮想化統合後のキャパシティ・プランニングを行う前に、物理環境でストレージにボトルネックが発生していないかを確認する。既にボトルネックが発生し、性能的に許容できないときは、可能な限りチューニングなどで事前に解消する。事前に解消できないときは、仮想化統合の際にストレージを増強して解消する。

仮想化では、ストレージの性能劣化に注意 | 日経 xTECH(クロステック)

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