広がれエンジニアの輪:第4回 宮下剛輔――「自分を知ってもらう努力をしよう」 (1/2) - ITmedia キャリア(情報元のブックマーク数)

ペパボの宮下さん。

ドクターペッパー好きのプログラマ「mizzy」として一部で有名な宮下氏。彼は、前回登場の廣瀬氏(ちなみに、こちらはカレー好きとして有名)が主催する「KLab勉強会」第4回で、システム管理フレームワーク「Func」について話している。それ以外にも、大規模なPerlカンファレンスとして有名なYAPC::Asiaなどさまざまな場所でスピーカーを務めており、その姿を見たことのある人は少なくないだろう。

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偶然からはじまった講師人生。

当時、Plaggerのコミッターとしても活動していた宮下氏は、あるカンファレンスに“1人の参加者として”出席しようとした。2006年5月12日に行われた「Plagger Conference #1」である。ところが、主催者でPlagger開発者の宮川達彦氏の「コミッターはデフォルトでスピーカーです」という鶴の一声で、宮下氏も“スピーカーとして”参加することになってしまった。これが、宮下氏のスピーカー初体験になった。「宮川さんの陰謀で、承諾もなしにスピーカーにされてしまって」と苦笑い。
「でも、いまではすごく感謝しています。それまでは、前でしゃべる人っていうのは、それこそ雲の上の人というイメージしかなかった。だから、なかなか自分からスピーカーになろうという気持ちにはなれなかったんです」
しかし、実際にしゃべってみたら「すごく楽しかった」という。そして、楽しかっただけではなく、ある変化が起こったのだ。
「そういうところで話すと、当然そこにいる人はみんな僕のことを知ってくれる。そうすると、その後の懇親会ですごく話しやすいんですよね。いままでは勉強会に行っても誰とも話さずに帰っていたのが、こちらを知っていて話を振ってくれるっていうふうに変わったんです。人のつながりをつくるうえで、スピーカーとして話すのは、すごくいいなって思いました」

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勉強会の講師が一番勉強できるのが勉強会ってのは確か。

「一緒に何かをやる人がいるっていうのは、楽しいですよね。実際にはみんな、そういったことを意識せずにコミュニティ活動をしていると思いますけど」
コミュニティ活動をする理由を尋ねると、宮下氏は少し考え込んだ後、そんな言葉を発した。
「それに、会社の外に出てきて勉強会やコミュニティで発言する人は、やっぱりスキルが高いんですよ。だから、そこから得るものはすごく多いし、刺激も受ける。自分を成長させる場として最適だと思います」
積極的に社外で活動するようになってから、エンジニアとして大きく変わったと宮下氏は話す。一方で、社内での勉強会も以前はよく開催していたという。

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