電子メールの限界 - 青野社長直伝 グループワーク マル得活用術:ITpro(情報元のブックマーク数)
青野さんの電子メール論。大きな添付でディスク浪費→サーバダウン。確かにモラルの問題だが、利用者からするとシステムが悪い。
事業部でついに恐ろしい事件が勃発します。ある偉い人が、大きな添付資料をつけたメールを全員あてに送信してしまったのです。これがサーバーのディスク容量をあっという間に占領し、動かなくなりました。このサーバーは、そもそもCADの業務用でしたので、事業部全体に大きな迷惑をかけてしまいました。
電子メールの限界 | 日経 xTECH(クロステック)
メールの削除作業後、私は怒ってメンバーに呼びかけました。「大きな添付書類を全員あてに送らないでください!」。ほとんどのメンバーがこのルールに従ってくれましたが、ある人が返した言葉を私は今でも覚えています。「それは、システムのほうが悪い」。
それは事業部長の言葉でした。よく考えてみれば、事業部長の言うとおりです。サーバーが落ちたのは、利用者のせいではない。利用者は自由に使い、便利であればそれでよいのです。それに応えられなかったシステムが悪いのです。
全員にファイルを送りたいとき、全員が読める掲示板システムがあって、そこに簡単にファイルをアップできて、「これを見ておいてね」と書けば全員に通知が伝わる、そんなシステムであれば、無駄にリソースを消費せずに済んだのです。