最低限のセキュリティ対策:MSの無償ウイルス対策ソフト、提供の狙いと注意点 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

岬ちゃん、Microsoft Security Essentials無償提供の裏話というか、考え方を小野寺さんがインタビューで明らかにしています。

日本は6000円でも出せる人がいるが、海外では、ウイルス対策ソフトの金額に収入が追い付いていない国もあります。そういう国から正規ユーザへの攻撃を防ぐために提供しているということらしいです。

小野寺 近年は偽セキュリティ対策ソフトによる詐欺被害が急増しています。当社としては、信頼できるセキュリティ対策を実現する1つの方法としてMSEの提供を決めました。
国内では多くのユーザーが正規のセキュリティ対策製品を導入していると思いますが、海外では国内ほど導入が進んでいません。市場によっては何十種類ものセキュリティ対策製品が存在して、ユーザーに分かりにくい状況となっている場合や、為替などの関係でセキュリティ対策製品が高価な地域もあります。また、コンピュータのパフォーマンスへの影響を懸念する場合や、クレジットカード決済などでサービスを容易に継続できるといった環境がないケースもあるようです。
その結果として、多くの地域でユーザーが無料のウイルス対策製品を求めるようになったのですが、攻撃者はそこに付け入り、セキュリティ対策製品を装った不正プログラムで金銭を狙うようになりました。例えば検索サービスで「Free Anti-Virus」などと検索すると、攻撃者のSEO対策などでたくさんの偽セキュリティ対策ソフトへのリンクが表示されてしまいます。
偽ソフト以外にも、自動実行機能を悪用するマルウェア海賊版ソフト、金銭狙いのマルウェアが横行しており、ウイルス対策ソフトを導入していないユーザーはすぐに使っていただきたいと思います。

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独禁法的に問題になることを理解してリリースしているわけですから、かなりの苦労した判断だと思いますよー

―― マイクロソフトはMSEを優先的に利用することをユーザーに求めているのでしょうか。
小野寺 そのような考えはありません。無料製品でもセキュリティ対策の実績がある信頼できるベンダーの製品であれば、使いやすいものを選んでいただきたいと思います。MSEはあくまで信頼できる対策ツールの1つとして提供するものです。

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定義ファイルの更新は公開していないそうです。情報も公開するのかな?パターン番号とか。それWatchしたら誰か幸せになれるかな?

―― 定義ファイルの更新状況を教えてください。
小野寺 更新頻度は公開していません。定期的なアップデート以外にも緊急で配布することがあります。MSEにはヒューリスティック検知機能も搭載しており、この機能で不審なプログラムを検出してユーザーが同意していれば、情報が当社のマルウェアプロテクションセンターへ提供されます。この情報をセンターで解析して緊急度が高い場合に、定例外で定義ファイルを提供することになります。

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