ネットワークを仮想化し、可視化せよ〜ShowNetの挑戦 − @IT(情報元のブックマーク数)

今回のShowNetもすごかったみたいですね、でもNECCiscoと相互接続って型番一緒=中身一緒やん!みたいな構成もありましたねw

まぁ、それ以外の相互接続って意味でしょうけど。

Interopを最も特徴付けるのが、機器の相互接続性を検証するとともに、展示会のネットワークインフラとして稼働する「ShowNet」の存在だ。スイッチ/ルータにはじまり、レイヤ1の伝送装置、トラフィックジェネレータや監視用デバイス、セキュリティ機器に至るまで、さまざまなコントリビュータ(ベンダ)から提供された機器を組み合わせ、運用を検証、デモンストレーションすると同時に、出展各社にネットワーク接続を提供している。幕張メッセと都内のデータセンターの間は、計131Gbpsという帯域で接続された。

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ファイバーで提供ですか!すげぇ

ケーブルに関する大きな変化は、UTPから光ファイバへの移行が進んだことだ。背景には伝送速度の高速化がある。ギガビットクラスまでならばUTPで引き回すこともできたが、バックボーンを10ギガとし、高速インターフェイスで装置間を接続しようとすると、光ファイバを利用せざるを得ない。また、これまでは天井を伝って提供されていた出展者へのドロップ(=接続)だが、今回は足元を這って提供される形になった。

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ネットワーク機器にも仮想化。

理由の1つは、機器自体に搭載されるネットワークインターフェイスの密度が高まったこと。また「ルーティングのポイントとドロップのポイントをきれいに切り分けるデザインにしていることも大きい。ポッドにはレイヤ3の機器は置かず、レイヤ1の伝送装置と仮想化されたレイヤ2スイッチを置くだけで、非常にシンプルになっている」(ShowNetの設計・運用に当たるNOCチームメンバー 慶応義

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仮想化で2面を4面にしたそうです。

2009年のShowNetは、昨年に続き「ネットワーク全体の仮想化」をテーマの1つに掲げた。昨年は1つの物理バックボーンの上に2つの論理ネットワークを構築したが、今年は倍の4面(スライス)ネットワークを構成したという。
もともとネットワークは、VLANやVPNといった形で仮想化を活用してきており、親和性は高い。レイヤ1ならばDWDMのように光波長を仮想化して束ねる技術があったし、レイヤ2のVLANは、いまやほとんどのインテリジェントなスイッチに実装され、オフィス環境などに広く普及している。

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仮想化での見えない化を見える化しよう大作戦。

こうして複数のレイヤで仮想化が進むと、今度は、ネットワークの全容を把握するのが難しくなってくる。そこでShowNetでは「運用を簡単にするため、またトラブルを少なくするため、ビジュアライゼーションにもトライしている」(重近氏)。

 「仮想化によって、物理層は見えても、その上がどんどん見えなくなってくる。ヘタすると、作った人にしか分からないということもあり得るが、そこをどうやって可視化するかにチャレンジしている」(重近氏)。

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可視化する監視ツールとしては、NTTコミュニケーションズの「トラフィック解析ツール(SAMURAI)」や、そろそろおなじみになってきた情報通信研究機構NICT)の「nicter (Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Response)」などが利用された。なお、NICTのブースでの説明によると、2009年の傾向として「昨年と比べると明らかに異なり、 Confickerと思しき通信が多い」という。

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4SLB(IPv6-IPv4 Server Load Balancer)によって、IPv4トラフィックIPv6ネットワークで負荷分散させたり、その逆を行うといった取り組みを実施した。「グローバルにはIPv6でつながりつつ、ロードバランサのところで、IPv4で運用している顧客のトラフィックを処理するといったことが可能になる」(重近氏)。IPv6へのスムーズな移行をにらみ、64Proxyやトランスレータ(NAT-PT)などにもトライした。

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