第3回 宇宙ステーション開発に学ぶ環境技術:ECO JAPAN −成長と共生の未来へ−(情報元のブックマーク数)

ISSでの環境対応は、未来の環境技術で活用できたりすると言うお話。

例えば船内では、地上と同じ気圧を保ち、酸素や窒素を適度に供給しなければなりません。また、排出された炭酸ガスを吸着して廃棄したり、あるいはそれを再生して酸素に戻すといった技術も必要です。食料の運搬も重要ですし、一方で排せつ物の処理技術も要求されます。さらに、このような宇宙ステーション開発においては、人工衛星の開発に比べても数段高い安全性や信頼性が求められますので、日本ではまだ経験が少ないこともあって大変苦労しました。

日経BP ESG経営フォーラム

キロ単価が、半端じゃないほど高いですからね、省エネ、活用、リサイクルってのは必須なんですね。

利用できるエネルギーがごく限られた過酷な環境にある宇宙空間に滞在し、生活するためには、省電力・省エネをはじめ、エコロジーが大前提となります。宇宙へ上げる1kgあたりのコストが高いので、機器やシステムの重量と容量を小さくすることも求められます。また、宇宙での故障の修理は、大変な手間とコストがかかりますから、できるだけメンテナンスが要らず、長寿命であることも重要です。操作も含めて余計な仕様を徹底的に排除し、ハードウエアもソフトウエアも、すべて最小限にとどめるよう設計する必要があります。つまり軽薄短小で、なおかつ安全を確保するための信頼性を、地上より数段高めなければならないのです。

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尿再生は、この前若田さんが設置したんだっけな。空調装置の水再生もか、、、実験装置の水なんかも再生されるんだろうな。

水再生に関しては現在、米国やロシアが着手し始めたところです。空気中に蒸発した汗などが空調装置の中で自然に凝縮水となりますが、これをイオン化したり、活性炭で浄化したり、ミネラルを加えるなどして再生し、飲料水として使用できるように研究開発しています。米国では、尿を処理して飲料水とする検討も開始しましたが、これは非常に高度な技術です。まだ色々とトラブルもあったりするようですが、何とか実現に至っているようです。このような尿処理装置の開発は、国際宇宙ステーションISS)に滞在できる人員を現状の3人体制から6人体制へと移行するための取り組みの一環として進めています。

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