地域Linux Users Group (LUG)の現状について:2009-02-06 - 未来のいつか/hyoshiokの日記(情報元のブックマーク数)

ゆるい繋がりで広がるコミュニティの世界。

まっちゃ139もまっちゃ445も、ゆるゆるな運営です。でもゆるゆるだから、雲のようなコミュニティを形を変えつつできるのかな・・・とも思います。
主催者が自分たちの首を締めないように、ゆるく、楽しくやっていけばいいんじゃないかな?

他の地域の実情はよくわからないが、世界的な傾向として地域LUGの衰退というのがあるようである。日本でも2000年前後に雨後の竹の子のように発足したLUGのその後というのはあまり聞かない。例外的な地域LUGというのは、東京界隈だとTLUG (Tokyo Linux Users Group)、YLUG (横浜Linux Users Group)、小江戸LUGなどが今でも活発に活動をしている。

わたしが所属しているYLUGなんかは、カーネル読書会メーリングリストでのやりとりなど10年間ほぼ継続している。カーネル読書会は特に会則とか公式な運営体制があるわけではなく、ゆるゆるぐづぐづな運営をやっているのに上手くいっている。代表とか会長がいるわけでもなく、参加したい人が参加したいペースで開催している。

LUGに限らず、地方(地域)のコミュニティ(勉強会を含む)の運営というのは、地域独自の難しさというよりも、実は組織運営そのものの難しさというものがあって、それを巧みに回避しつつ、楽しみに昇華できるかどうかというようなところにあるのではないかと思う次第である。

日本という地域で、地方での活発なコミュニティ活動の成果を見ていると、われわれは、世界に先駆けて、そのような運用ノウハウを構築しつつあるのではないか。そのようなノウハウを世界に発信していけば、それはバザールモデル社会への大きな貢献に繋がるのではないかと思う。

2009-02-06

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