2010年の2000年問題を回避:ディップソール、SAP Business Oneで受発注データのズレを解消 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

これは、ある種ライフハックwwwww

2000年問題を10年前の日付にして逃げたから、2010年に再度どうするか判断しないといけないという問題。

金属表面処理剤を製造販売するディップソールでシステム管理を担当する小苗道哉氏は話す。20年前に構築したAS/400ベースの基幹システムを10年おきにバージョンアップして運用してきた。90年代後半に一度ERP導入を検討したものの、その時点では見送り、2000年問題はシステムの時計を10年戻して対応した。

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そしてSAP Business Oneを入れたそうですが、

結果として、採用したのはSAP Business Oneだった。国産パッケージの半分程度のコストで済みそうな点と、「Windowsのような直感的な使い勝手が若い社員に受け入れられた」点が決め手になったという。
またSAP Business One専用の生産管理モジュール「be.as」を利用できる点も重視した。ディップソールには、液体を混ぜ合わせて製品をつくるといった工程がある。例えば、調合の加減などにより100キログラムの製品が結果として101キログラムになってしまうといったケースがあり、be.asはそうした通常の製造業にはない処理がしやすいという。be.asはSAP Business One専用の生産管理モジュール。システムインテグレーターのIMGがこの製品の導入ノウハウを持っていたため、同社にシステム構築を依頼することにした。

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出荷業務の正確性の向上も大きな成果だった。「受注ひも付き発注機能」により、受注と発注が完全に連携したため、両社にズレが一切発生しなくなったという。以前は、発注データを入力することなく受注処理を実施してしまうユーザーがいたため、正確な数値を把握できなかったという事情がある。「数字のミスが少なくなった」と小苗氏は笑う。

 さらに、業務の標準化と自動化が進んだため、システムの運用に手間が掛からなくなった。小苗氏の作業量は以前は1日8時間フルタイムだったが「現在は1時間程度になった」という。3人いたシステム担当者のうち2人は別の仕事を担当することになるなど、運用負荷の面では明らかな導入効果があったようだ。

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ERPの問題というか帳票(日本は帳票うるさいよねぇ・・・)の柔軟性が少ないらしいです。SAP自体ならもう少し色々できるみたいですけどね。

あとネットワークかぁ・・・

一方で、不満も幾つかある。小苗氏は「帳票のレイアウトが柔軟性に欠ける」と指摘する。例えば、顧客ごとの売上高リストにおいて、1つの案件ごとに小計を確認したいといったニーズにはBusiness Oneは現状対応しておらず、不便という。ただし「帳票システムの変更を検討するほどではない」。また、名古屋など地方拠点のユーザーからは、ネットワークの処理が重いといった問題点も届いたという。

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まだまだ、高いなぁ・・・5000万か・・・

システムを運用するハードウェアは、Dell製のPCサーバ3台。本番用は1台、2台はテスト用だ。コストは100万円程度としており、AS/400に比べハードウェアは大幅にコストダウンしている。導入にかかった総コストは公表していないが、およそ5000万円前後とみられる。SAP Business Oneを導入して稼働に成功した結果を考えると、低コストでのERPに成功した事例といえそうだ。

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