日本のセキュリティチーム (Japan Security Team) : 2008年4月のセキュリティリリース

ず♪経由

今月のMicrosoftのパッチが出ています。MS08-021, MS08-022, MS08-024はWeb閲覧だけでウイルスが実行可能な脆弱性だとの事。

最近SQLインジェクションで色々やられているので要注意ですね。

特に、MS08-021, MS08-022, MS08-024 は、Web を参照することで悪用される可能性がある脆弱性になりますので、国内で多発しているWebサイトの改ざんに悪用される前に更新プログラムの適用を完了しておきたいですね。

MS08-025をアンインストールすると、バックアップフォルダから脆弱なDLLが戻る可能性があるので要注意との事。

適用に際してですが、MS08-021(GDI)とMS08-025(Win32) は、アンインストール時に若干の注意が必要な環境があります。この2つの更新には環境によって同じバージョンのGDI32.dllを更新プログラムに含んでいます。これは、MS08-025で本来変更を入れたかったモジュールとGDI32.dll に以前関係 (Version dipendency)があるためなのです。そのため、MS08-025 をアンインストールすることで、GDI32.dll が古いバージョンに戻る可能性があります。この場合は、MS08-021 (とMS08-025) が再度 Microsoft Updateや自動更新で表示されることになります。

具体的には、以下のような流れです。
1. MS08-025 をインストール (脆弱な GDI32.dll がバックアップされる)
2. MS08-021 をインストール (MS08-025 でインストールした gdi32.dll がバックアップされる)
3. MS08-025 をアンインストール (脆弱な GDI32.dll がリストアされる)

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