迷惑メールフィルターの精度を上げる社会インフラが誕生 - ワークスタイル - nikkei BPnet

スパムメールを集めて共有する組織を立てたそうです。

日本データ通信協会は2008年1月24日から、「迷惑メール情報共有アソシエーション」を開始した。一般のメール利用者から、迷惑メールの全文を提供してもらい、それらをそのまま迷惑メールフィルター会社に提供する。迷惑メールやWebコンテンツフィルターの精度向上と、フィルター更新のスピードアップをわれわれは期待できる。

迷惑メールの検体収集の難しさ、そしてIPなどによる処理しか出来ない弱み。

流通している“検体”集めが重要という点では、ウイルス対策ソフトも似ている。ただし、迷惑メールの方が、フィルターによるふるい分けが難しいことがある。ウイルスなら検体を1つ入手して動作を解析すれば、多くの場合にウイルスだと判定できる。
しかし迷惑メールの場合は、件名や本文の内容にまで踏み込まないと迷惑メールかどうか判断できない。受信者が「知らない人から届いた」と言っても、会ったことを忘れているだけという可能性がある。結局、同じ文面が複数の宛先に届いているとか、「過去に迷惑メール送信に悪用されたIPアドレス」という周辺情報を加味して、判断するしかない。

これも微妙。英語のみの迷惑メールで比較したりしちゃうと思うので、迷惑メール基準メールアーカイブを使ってとかならわかる

それでわかるのは日本環境でのメールの遮断率って感じですけどね。

アソシエーションの仕組みを利用すると、フィルター製品を同じ条件で客観的に比較評価できるようになるかもしれない。複数のフィルター会社が、アソシエーションが配信する迷惑メールを受信してフィルターの効き具合を成績として発表すればよいのだ。

財団法人だったら、難しいかもしれないがOutlookのアドオンとして報告するとかあれば、報告数は数百倍に膨れるのだが・・・無理だろうな。。。

をわれわれネット利用者が得るには、迷惑メールをもっと積極的に申告することが大切である。アソシエーションへの迷惑メールの申告は、それほどの手間を要することではない。無理のない範囲で協力するのでよい。例えば、「迷惑メールフィルターをすり抜けたものだけ申告する」という態度でもかまわないのだ。

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