Xenベースの「セキュア・プラットフォーム」、開発はほぼ目標通り − @IT

ロールベースでの仮想マシンの一元管理やアクセス権の最小化などを研究したそうです

共有ディスクへの帯域制限の仕組みは企業では必須なので、うれしいなぁ。

セキュア・プラットフォームは具体的には、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Xen」を採用している。この基盤上に複数のサーバを統合し、ロール(役割)ベースの統合アクセス制御(RBAC)を組み合わせることで、ハイパーバイザーからその上で動作する仮想OS、アプリケーションに至るまで、一貫したセキュリティを実現する。この結果、管理を一元化、簡素化しながら、不正アクセスや情報漏えいの防止につなげていくという。
2007年度は、仮想マシン単体での安定性やセキュリティ確保に向けた取り組みを進めた。具体的には、RBACの仕組みを取り入れ、root権限を持たずにゲストOSの得管理を行えるようにする「最小権限化」を図った。また、障害が発生した際の影響を極小化する「部分故障隔離」の実現に向けて仮想 SCSIドライバ(pvSCSI)を開発したほか、共有ディスクに対する帯域制御の仕組みなどを実現してきたという。

これはすごい。15%がセキュアプラットフォームから出されたパッチですか。

一連の成果はXenコミュニティにもフィードバックされている。2007年9月から2008年2月にかけて、Xen全体では1407件のパッチが採用された。このうち、富士通などからセキュア・プラットフォーム関連で投稿されたパッチは215件、15.3%に上った。

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