「シグネチャだけではもう限界、複数の防御手段を活用しよう」、Symantecホーガン氏

まぁ、相手さんも商売なのでかなりツールの出来も良くなってきて、簡単に使えちゃうって感じでしょうか。

現在のセキュリティトレンドとしてホーガン氏が挙げたのは、プロ用のマルウェアツールキットが登場し、普及してしまっていること。MPack、 IcePack、Neosploitといったこれらのツールを使うと、「箱売りされているアプリケーションと同じくらいの仕上がりになっていて、全然技術を持っていない人でさえオンライン詐欺市場に参入できる」(ホーガン氏)ため、悪用者のすそ野が広がってしまった点が問題だと指摘する。

使い捨てマルウエア・・・・・・これは悩ましい。

では、ユーザーがこれに対処するにはどうすればいいのか。ホーガン氏は、「セキュリティベンダーだから言うのではないが、単なるウイルス対策ソフトではなくスイート製品を使うことが有効」と述べる。同氏によれば、近ごろのマルウェアは発見されにくくするため、マルウェアを送りこむ対象ごとに1つずつ仕様を変える「使い捨てマルウェア」も登場しているとのことで、シグネチャによる検知も限界に来ているという。

振る舞い型はこれから主流になりそうですね。ヒューリスティックはかなり、こなれてきているので良いですね。

振る舞いで対応するようなウイルスチェックソフトの堅い版が出てくる予感w

これに対処するためには、「振る舞いからウイルスを発見できるヒューリスティック、ビヘイビアの検知技術が有効」としたホーガン氏は、複数の防御手段・技術が導入されている、Norton Internet Securityなどのスイート製品が必要になっているとの見解を示した。検知技術の多重化という意味では、例えば、最近ラインアップに追加されたボット対策製品「ノートン・アンチボット」の利用も、単機能化が進み発見されにくくなっているボット対策では有効に働くという。

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