コミュニティへの参加は社員と企業の信頼の下に − @IT自分戦略研究所

業務としてOSSコミュニティに関わる人とプライベートとして関わる人がいるけど、結局はビジネス倫理と会社の利益に相反しない事が重要

これだけ多くの人がOSSに携わる中で、会社としてOSSコミュニティにかかわる際のガイドラインは設けているのだろうか。業務としてOSSコミュニティにかかわるとき、また業務から離れてコミュニティとかかわるとき、その考えとなるベースにあるのは、HPの業務上の行動指針である「Standard of Business Conduct」(SBC)だ。
「具体的にいうと、業務でかかわる場合は他社(自社も含めて)の知的財産を侵害してはいけないといったことなど、幅広くビジネス倫理を押さえ、プライベートの場合は、会社の利益に相反しないということを理解する必要があります。OSSコミュニティの中には企業色の強いものもありますから、場合によっては自社の利益に反する可能性もあります。そういうときには上司と相談したうえで参加するようにしてくださいという形を取っています。考えのベースとなるのはSBCであり、それを理解したうえでやってくださいということです。会社自体がOSSコミュニティへの参加自体を阻害することはないですね」と赤井氏は説明する。

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