市販GPUを使ってパスワードを高速クラック - Engadget Japanese

昨今のGPUはCPU並に性能を持っているので、それを活用したらどう？ってお話ですが、GPUは簡単に複数カード乗せられるのでマルチGPU化が簡単そうですね。

並列処理に優れたGPUの特性を活かしグラフィック以外の用途に役立てようというGPGPU (General-Purpose, 汎用)が話題になって久しい今日このごろですが、「コンピューターフォレンジック」の第一人者(分かりやすく言うとパスワードクラックリカバリーソフトの最大手) であるロシア・ElcomsoftがGPUを利用したパスワードクラック手法を発表、特許を出願しています。

実際にブルートフォースで６０日→５日という結果が出ているんですね!

例として挙げられているWindows Vistaのログインパスワードでは、一般的なデュアルコアPCでブルートフォースクラックをおこなう場合平均約2カ月かかるところ、150ドル程度の市販GPUを加えることで3日から5日程度に短縮できるとしています。(デフォルトのNTLMハッシュ時。アルファベット大小文字8文字、55兆の組みあわせ)。