2007-09-25 [tomoyo-users 279] TOMOYO Linux 1.5.0 が公開されました。 セキュリティ (セキュメモ経由) 1.4.xから大幅な変更を行って仕切り直ししたそうです。 当初は 1.4.x である間はバグフィックスのみを行いながら長期サポートしようと考えていたのですが、 開発会議や TOMOYO-dev ml を通じてさまざまなアドバイスをいただくことができましたので、 仕様の見直しを行って 1.5.0 としました。 よって、今後は 1.5.x を長期サポートすることを目標とします。 一部呼び出し方法とか、ポリシーファイルの場所とか色々整理されています。 (1) カーネルコマンドラインに init= でポリシーローダを指定しないで済むようになりました。 1.4.x までは init=/.init という形式でポリシーローダを明示的に実行させるように する必要がありました。しかし、 1.5.0 では /sbin/init の実行が要求された時に 自動的にポリシーローダを呼び出し、その終了を待って /sbin/init の実行を始めるように 変更されました。この変更により、 grub の設定ファイルで init= を追加する必要が なくなりました。