【仮想化最前線】「2300台のファイル・サーバーを仮想化した理由」,第一生命がサーバー統合:ITpro

ファイルサーバーをバーチャルサーバで仮想かして集中管理、統合管理をしたそうです。

第一生命が,全国2000カ所の支社や支部にある2300台のファイル・サーバーの統合を開始したのは,2004年のことである。各拠点ごとにファイル・サーバーが散在していると,セキュリティ対策が難しい上,運用管理の手間もかかる。各サーバーに含まれるデータを有効活用する上でも統合を進め,集中管理することを決めた。最終的には28台のサーバーに集約。最低でも2.5Tバイトのディスク容量が必要だったが,将来のデータ増を考慮して5Tバイトのストレージを導入した。サーバー1台当たりのディスク容量は,150G〜250Gバイトである。

3つの課題だそうですが、ネットワーク帯域やレスポンスなどもあると思うんですけどねぇ。

ただ,「サーバー統合に当たって3つの課題があった」と,雨宮氏は説明する。それは,
(1)ストレージ装置に高い信頼性が必要になること,
(2)統合してもユーザーがストレスなくファイルを操作できること,
(3)バックアップが8時間以内で終了すること,である。

(1)については,日立製作所製のハイエンドなストレージ装置を選定。
(2)についてはネットワークを最適化した。
(3)については,サーバーで動作するバックアップ・ソフトを使って,本番用ストレージのデータを別のストレージにバックアップする「ディスク・ツー・ディスク方式」を採用した。
「テープ交換などで手間取ったりミスが生じたりするリスクを考慮すると,ディスク間のバックアップがよいと考えた」(雨宮氏)からである。

DtoDでバックアップって事かな。D2D→D2Tでバックアップってのが現実的だと思うけどなぁ。

そこで第一生命が利用したのは,ストレージの仮想化技術である。新たに仮想化技術に対応した日立製のストレージを購入。ストレージの数が増えても管理が複雑にならないよう,ディスクを仮想化した。まずはバックアップ用ストレージを仮想化ストレージに移行。現在,本番用のストレージも,仮想化ストレージに移行している最中だ。