USBメモリから起動するVMware ESX Server 3i−実際に起動してみました

あたらしい、VMware ESX Server 3iではUSBメモリ起動でVMWareが動作するそうです。仮想環境に必要な機能が32MBでいけるそうです。すげぇ。

VMware ESX Server 3iは、これまでのVMware ESX Serverで使われていたRed Hat Linuxベースのサービスコンソールを利用せず、独自環境で動作するように改良されたのが特長。ハイパーバイザだけでなく、各種デバイスドライバなど仮想環境を構築するのに必要な機能をすべて納めて32MBとごく小さなサイズになっている。軽量化により、これまでのようにインストールすることなく、USBメモリなどから直接起動することができる。

ホスト設定もブラウザで設定するそうです。簡単設定いいなぁ、これ。

起動自体はいたってシンプル。USBメモリを差して、数分待てば利用可能になる。起動後の操作は、Webブラウザ経由で行うため、VMware ESX Server 3iが動作するサーバーを直接操作することはほとんどない。実際設定できる項目も、IPアドレスの設定や管理者パスワードの設定といった基本的なものだけだ。

デフォルト仮想環境のサーバー、これ欲しいですね。早く出してくれないかなぁ。

なお、USBメモリで起動する点を中心に紹介したが、VMware ESX Server 3iの意義はそれだけではない。軽量化したことで、サーバーベンダーはあらかじめVMware ESX Server 3iをハードウェア的に組み込んだ仮想環境対応済みサーバーを提供しやすくなったのだ。実際、会場で配布されたUSBメモリの構成はあくまでも一例であり、同社では各サーバーベンダーが構成内容を決めるだろうと説明している。個別取材の席でも、サーバーの内部にVMware ESX Server 3iが組み込まれた図を描いて説明しているので、何らかの形で内部(または外部)に組み込まれるのは明らかだ。