頼りになるシステム部が抱えていた悩み (横浜信一の「ビジネステクノロジー進化論」):NBonline(日経ビジネス オンライン)

本当にすばらしいシステム部門ですね。

全体のIT関連支出の10%程度は削減する余地があるということ。時として20〜30%の削減余地が発見されるケースに比べると、この企業のシステム部門は健闘していると言ってよかった。経営トップとしては一安心である。無論、10%といえどもバカにはできない額なので、早速個々の契約更新タイミングで見直しを進めていくことになった。

ありがちな展開ですね。基幹系以外については属人的な仕事をしているところはありますよね。

システム部の中で基幹系に関するノウハウは技術的にも業務プロセス的にも体系化され、「組織知」と言ってよいレベルまで確立しているのに対し、周辺系に関しては知識を蓄えた人材が少なく、一部のスタッフによる属人的な進め方に頼っているという現実であった。

経営トップが気づくのはなかなか時間がかかることです。コンサルを入れたりITSSで評価してみるのも必要かも知れませんね。

数値として他社との比較を出してみると、弱みが見えてくるんじゃないでしょうか。

システム部長はこうしたスキル育成を進めていくためのスタッフの増員を何度か経営トップに働きかけていた。だが、コストにのみ敏感なトップからは色よい返事はもらえず、現有勢力の中でなんとか切り盛りするという状況が続いていた。