MSと東大が作った日本発のアクセシビリティ教科書、世界に羽ばたく:日経パソコンオンライン

東大とMSで作った、障害者向けのアクセスビリティ教科書が海外に翻訳されて出て行っているそうです。

これから、アクセスビリティ対応ページとか、作っていかないと行けないのかもしれないですね。

中邑教授は、障害のある学生向けのICT教育の現状について「障害者向けのICT製品は高価だ、という先入観があってあまり普及していない」と説明。Windowsにも設定を変えるだけで使えるアクセシビリティ機能があるが、「驚くほど知られていない」(中邑教授)。例えば「フィルタキー」という機能を使えば、キーを押してから文字が入力されるまでの時間を長くできる。キーを押し間違えてもすぐに手を離せば誤入力が防げるわけだ。だがその存在を知らないために、肢体不自由児にキーボードを正しく打つ練習ばかりをさせてしまう。「手に震えがあるために誤入力をし、それを訂正するのに手間がかかる。その結果、子どもはパソコンが嫌いになってしまう」(中邑教授)。

こういう草の根活動は大切ですし、良いですねぇ。

中邑教授らは2年前からこの教材を携えて各地の学校を回り、養護学校や特別学級の教諭ら約800人に講習を実施してきた。「Windowsの設定を変えるだけなので簡単に使えて、さらにお金がかからない。このように“すぐにできる”ことが分かると、手応えを感じてもらえる」(中邑教授)。研修を受けた教諭には、パソコンのボランティア教師のような活動に携わっている人も多いため、教育現場以外のNPO活動などでもこうした知見が生かされていく可能性があるという。