SOCを重視、トレンドマイクロ“次の一手” IoT機器の認証にブロックチェーン活用も - ITmedia NEWS

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メモ

SOCを強化する製品要件として、チェンCEOは「ハンティング能力」を挙げる。監視するトラフィックのうち、白か黒か判別できないグレーゾーンのものを分析する機能だ。通常の企業環境を考えると、こうしたグレーゾーンは9割を占め、大規模なサイバー攻撃の一部が含まれるのに見過ごされているという。
 トレンドマイクロは、グレーゾーンのログを収集するエンドポイント向けのセンサーに加え、SOCのオペレーションの一部を自動化するAPIの提供や、サイバー攻撃活動を記述するための仕様「STIX」で出力し、他のセキュリティベンダーと連携しながら未知の脅威を解析できる仕組み作りなど、ニーズを満たす製品を順次投入するという。

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プロトコルホワイトリスト、TippingPointのIPSらしい。

 同社は、各スライスに応じたセキュリティ機能を設定できる「Trend Micro Security VNF」を開発。IoT機器の仮想ネットワークであれば、あらかじめ決めたプロトコル以外が発生した場合は遮断するなどの対応が可能という。こうした技術を通信事業者に提供していく。
 こうした方針に基づき、トレンドマイクロの大三川彰彦副社長は、日本市場向けには(1)企業課題別でのSOC支援、(2)同社が米HPから買収したTippingPointの「XGen IPS」(不正侵入検知・防御システム)の本格立ち上げ――などを展開していく考えを示した。個人向けには、家電量販店での従来のPC関連売り場に加え、各家庭に普及するスマートスピーカーなどの売り場でも、セキュリティ製品の販売を強化するという。

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