実験失敗と報じられた「こうのとり」6号機の真実 宇宙ステーションへの物資輸送、100%成功してるのは日本だけ | JBpress(日本ビジネスプレス)

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こうのとりは大成功!デブリ収集のエクストラミッションだけ、ちょっとだけ上手くいかなかったとのこと

その名は「こうのとり(HTV)」。無人の貨物船であり、ISSに住む宇宙飛行士たちに食料、水などを届ける「宇宙生活の命綱」だ。現在、ISSへの物資輸送は米国2機、ロシア1機、そして「こうのとり」の4機が担っている。日本以外の貨物船は最近、たびたび失敗しており100%成功しているのは、日本だけ。
 さらに「こうのとり」しか運べない荷物がある。それが「バッテリー」。ISSで使われてきた旧型バッテリーが老朽化し、バッテリーの交換はISSを今後も使い続けるための最重要課題だった。その大役が、100%の成功率と世界最大の輸送能力を誇る「こうのとり」に任された。
 2016年12月に打ち上げられた「こうのとり」6号機は新型バッテリーを6台搭載。しかも、日本はただ宇宙に運ぶだけでなく、宇宙飛行士たちが交換作業を効率的に行えるように運搬台も改良、開発した。ISSで今年初めに行われたバッテリー交換は大成功! この日本の功績に対して、NASA幹部は「素晴らしい!」と大絶賛した。
 ところが。大役を果たした「こうのとり」6号機の帰り道、エクストラミッションとして行われた、「宇宙ゴミ除去実験」の半分(すべてではない)がうまくいかなかった。それが「宇宙ゴミ除去実験失敗」と大きく報道された。

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