人工降雨、2年連続成功=飛行機で液体炭酸散布―三宅島付近で実験・九大と福岡大 (時事通信) - Yahoo!ニュース(情報元のブックマーク数)

液体炭酸で降雨。

九州大の真木太一名誉教授は「晴天が続き干ばつになってからでは人工降雨を実現できない。長期予報で夏の雨が少ない見通しになった際、梅雨の時期に人工降雨でより多くの雨を降らせ、ダムにためておく利用法が考えられる」と話している。
今年3月14日の実験では、三宅島の北と御蔵島の北東で10分間ずつ、プロペラ機で厚さ約1400メートルの雲の底部を飛びながら液体炭酸を散布した。
その結果、長さ約50キロ、幅約2キロの散布経路沿いの雲が消えて雨になった。直接もたらされた雨量はレーダーや気象衛星などの観測から1回約6万トン、計約12万トンと推定される。
2時間後には、雲が消えた範囲が直径約50キロに広がった。1時間雨量を1ミリとすると、約200万トンの雨が降った計算になる。 
零下90度の液体炭酸の散布量は、毎秒約5グラムだった。1グラム当たり約10兆個の氷の結晶が発生し、雨のもとの雪粒子に成長したと考えられる。

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