まっちゃ445目覚まし勉強会

第20回まっちゃ445勉強会の別のエントリーは以下です。

2012年06月30日(土曜日)10:31:04

NetworkMiner使ってみた:村地彰(hebikuzure)

  • 資料:Network miner 使ってみた
  • ネットワークパケットを読む勉強会をやっている
  • スウェーデンの会社で、NETRESECが提供しているパケット解析ツール
  • 主な機能
    • ネットワークキャプチャ
      • キャプチャしたデータがライブデコードされる
      • 画像やHTMLやCSSなんか
      • HTTPSの証明書情報、よく知られているプロトコルに対応
    • ファイルとして、ファイル名、URL、Mimetype、拡張子で復元が可能
      • 自動的にファイルができる
      • ユーザ・パスワードもデコードして、平文で保存
      • メール・メッセージは、テキストで出てくる、MimeBase64も自動復号
      • クリアテキストやキーワードサーチ
      • OSフィンガープリントもある
    • インターフェースがシンプル
      • インストールはZIPでコピーするだけ
      • インストールフォルダ以下にファイルを書き込むので、Program Filesではないところに保存したほうがよい
      • %userprofile%appdata\Localに保存がおすすめ<Chromeと同じ場所
    • 起動もEXEを起動するだけ、WinPcapがサービスとして実行されていれば、管理者権限が不要
      • WinPcapをサービスとして実行していなければ、権限昇格が起こる
    • アダプタの選択
      • キャプチャするネットワークアダプタを選択
      • WinPcapのついたものを選択(Socketのついたものはキャプチャだけ、使えない機能がある)
        • 解析ができないので、WinPcapが必須
    • 開始と停止もボタン一つ
      • キャプチャが止まるだけ、レジュームみたいな位置づけ
    • キャプチャデータは自動的に保存される
      • NM_YYYY-MM-DDThh-mm-ss.pcapが作られる
    • パケット内ファイルの抽出
      • 勝手に、AssembledFilesいかにフォルダで分類して自動保存
      • IPアドレスプロトコルごとのフォルダができる
      • 画像は勝手に保存される
    • Pcapファイルを読み込ませることも可能
      • 保存と解析は自動的に行われる
      • Pcapファイルをドラッグ&ドロップで解析できる。(小学生でも解析可能w)
    • プレビューは、32x32で保存されているが、実際のファイルは普通のイメージ
      • SMTPなら、メールユーザ名とかもCredentialに出てくる
      • パケットフレームの一覧性がよくない
        • データを見たいときは、NetworkMiner
      • フレームを見たいときは、WireSharkが良いと思う
  • 保存済みのファイルを読み込ませるのも簡単
    • Dragすると、読み込まれる
    • 解析をして、結果が出てくる
    • いくつかのFingerPrintの情報から見てくる
    • IMの添付としてやり取りされているDocxを取り出してくれる
  • 注意事項
    • データを定期的に削除するのを忘れると大変なことに
      キャプチャデータ+抽出データ(通常の倍の容量が必要)
    • Toolsの下に、DeleteCapturedDataで削除できる

2012年06月30日(土曜日)11:08:22

今更ExifForensic(0ro)

  • 資料:今更Exif forensics
  • おさらい:ExifとGEOタグ
    • GoogleTrendで検索した結果からトレンドと普及を確認
      • EXIF=ExchangableInterfaceFormat
    • 1994年頃提唱したフォーマット
    • デジカメの取得データ、GEOタグ、カメラ情報をファイルフォーマットに取り込むもの
    • ファイルフォーマットなので、ファイルシステムとファイルフォーマットが別々
  • ファイルフォーマット
    • Exchangableなので、Photoshopで編集しても維持されるもの
    • GEOタグとEXIFは、EXIFの中にあったけど、デジカメでGPS機能を持った者が少なかった
    • 2008年ぐらいから検索結果が上がっている
    • 2007年に3G携帯がGPS義務化
      • カメラ機能があるので、EXIFのGEOタグが使われだした
  • ソーシャルメディアの発達で、自分の情報をもったままネットにアップしてしまう
    • 若者は知らずにアップしてしまう
  • EXIF削除してTwittPicでシェアって言ったら、EXIF消してね、CabinCr3wみたいになりたくないだろw
    • CabinCr3w事件
    • Anonymousグループの一人
    • 不正入手したデータを投稿して、リンクを投稿
    • 添付した画像
      • DigitalFootPrintsを使ってFBIが本人確保した
      • FBIの告訴状(PDF)に実際細かく書かれていた
      • GEOタグから、アドレスが確認
        • オーストラリアだった
      • Googleの航空写真で、しっかり確保ができた
        • StreetViewでも見えるw
  • Exif解析
    • GEOタグがついた写真でデモ
    • 錦糸町の写真www
    • GEOタグを変換すると、100メートルくらいずれていたけど確保可能
  • Exifフォーマット
    • ブロックに分かれていて、ポインターで飛ばされるフォーマット
  • 手動解析
    • サムネイル復元w
    • Exifの中に、画像のサムネイルが入っている
  • 紛らわしい詳細プロパティ
    • 詳細の方がEXIF情報が出てくる
      • 詳細の作成日時、更新日時は省略されている
      • 作成・更新も省略
    • 普通のプロパティの方が秒単位でわかる
      • 作成と更新が同じ=編集されていない
      • どこでプロパティを見るかが大事
      • てかプロパティを見ないほうがよいw
    • EXIFはファイルに書いているので、メタ情報の整合性チェックをするとよい
    • OSプロパティは省略されたり、紛らわしい情報もある
    • EXIFは編集が簡単なので過信しない
      • 常に書き換えを疑う