“迷探偵”ハギーのテクノロジー裏話:【新シリーズ】 「不審なメールは開くな」というけど……サイバー攻撃メールの実態 (1/2) - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

不審なメールって何?!って話。

筆者の場合もそうだが、交際範囲が広がると否応なくメールアドレスを知らせる先も広がる。広がれば広がるほど「ジャンクメール」も増加していく。筆者の公開用アドレスには一日に500通くらいのジャンクメールが届くありさまだ。そうしたメールのセキュリティ対策とよく聞くのが以下のようなものだ。

  • 不審なメールはできるだけ開封せず、削除しよう
  • あやしいメールは危険。特に添付ファイルは開封しないように
  • メールに記載のリンクは信用しない、クリックしないよう用心しよう。送信者の身元を確認してから実行すること

情報処理推進機構IPA)や内閣官房情報セキュリティセンターが紹介する対策にも同じような記載がある。別にこのこと自体は非難するつもりはないし、その通りなのである。先日も某上場会社の新人教育の場で、「フィルタリング対策が効果を挙げているが、不審なメールを100%取り除くことは不可能。不審なメールは削除すること。特に添付ファイルを開く行為は厳禁であり、絶対にしないこと」とあった。しかし、こうやって教育が浸透されるほど、逆に心配になってくる。

【新シリーズ】 「不審なメールは開くな」というけど……サイバー攻撃メールの実態 (1/2) - ITmedia エンタープライズ

知人からの急なメール、音信不通だった学生時代の友人と思われるメール、公的機関からのちょっと変わったメール、会社の人事部からの突然のメール――どれも一応は注意し、できるなら電話で確認するか、できない場合でもリンク先にアクセスしない、添付ファイルはできるだけ開封せず、どうしても開く必要があるならせめてウイルス対策ソフトでスキャンする(それでも100%安心できる保証はないが確認することが望ましい)。
今やサイバー攻撃は個人の自宅のPCにも影響を与えているという事実をぜひ理解してほしい。本人が国家の防衛や機密に関係しなくても、攻撃者のターゲットの友人の友人なのかもしれないのだ。

【新シリーズ】 「不審なメールは開くな」というけど……サイバー攻撃メールの実態 (2/2) - ITmedia エンタープライズ

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