競合製品分析の際に心掛けること - Nothing ventured, nothing gained.(情報元のブックマーク数)

いつも勉強になる、競合製品分析をする際には、機能の有無での分析では劣化コピーになる、何を実現しようとしているかが問題。

競合製品分析を行うべきかどうかは慎重に判断する必要がある。分析するとどうしてもある特定の機能の有無ばかりに目が行ってしまいがちになる。持っていない機能の実装を行った結果、その製品の(劣化)コピーにしかならないことも多い。
知的所有権の問題に神経質な企業などでは競合製品の分析を禁じていたり、分析を行える社員を限定していたりすることもある。
この間も知り合いと話していたのだが、競合製品を分析するならば、機能や実装に目をとらわれるのではなく、それが何を実現しようとしているかを探るべきだ。良く言われるように、手段と目的を分けて考え、手段にこだわるのではなく、目的を理解しなければいけない。それが利用者のどのような問題を解こうとしているのか、利用者に何を提供しようとしているのか、これが目的だ。その製品が持っている機能はたまたまその企業が手段として選んだに過ぎない。目的が理解出来たならば、それが自分たちにとっても優先度の高いものなのかを考える。同じ分類の製品であっても、どのような製品にしたいか、ターゲットは誰かによって、何を優先するかは異なる。自分たちにとっても優先度が高いとなったら、次にどのように実現するか、すなわち手段を考えることになる。
このようなプロセスを経ずして、手段である機能/実装にばかりとらわれると、単なるモノマネ製品となってしまう。

競合製品分析の際に心掛けること - Nothing ventured, nothing gained.

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