InterScan Messaging Security Suite 7.0 Solaris 版 Service Pack1 Patch3 公開のお知らせ:サポート情報 : トレンドマイクロ(情報元のブックマーク数)
今度はSolaris版のISMS 7.0 SP1 Patch3の公開。
InterScan Messaging Security Suite 7.0 Solaris 版 Service Pack1 Patch3 (ビルド82200) を下記日程にて公開いたします。
サポート情報 | トレンドマイクロ
■ 公開開始日
2010年10月4日 (月)
■修正内容/新機能
付属の Readmeファイルをご覧ください。
■入手方法
Readmeファイル、最新のプログラムモジュールは、次のページの「製品関連モジュール」からダウンロードできます。
メモメモ。スパムメール検索エンジンのアップとか色々されているみたい。
2. 修正される内容 ================= 注意: 本Patchをインストール後に、本セクションに含まれる「手順」を実行してくだ さい (インストールについては、「5. インストール/アンインストール」を参照 してください)。 本Patchでは、次の問題の修正、または次の拡張機能を提供します。 2.1 新機能 ========== 本Patchでは、次の新機能が提供されます。 機能1: 本Patchの適用後は、スパムメール検索エンジンがバージョン 6.5にアップデート されます。 また、バージョン 6.5の新機能がInterScan MSSに統合され、使用することができ ます。これにより、InterScan MSSのスパムメール検出率およびパフォーマンスが 向上します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能2: 本Patchの適用後は、隔離されたメールを削除しても、調査のためのシステム イベントに記録が残るようになります。 2.2 本Patchで修正される既知の問題 ================================= 本Patchは、次の各問題を修正します。 問題1: Control Managerエージェントの登録解除をした場合に、Agent.iniに記録されて いたエージェントのGUID情報が削除される問題 これにより、Control Managerサーバに再登録したとき、新しいエージェントの GUID情報が作成されて新規の登録になるため、登録解除をする前に送信したログ などの情報などが参照できなくなっていました。 修正1: 本Patchの適用後は、登録解除の際にエージェントのGUID情報が削除されなくな り、再度登録をしたときに、以前の情報を引き継ぐことができるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題2: セントラルコントローラが停止しており、TCPコネクションの応答がない場合、 InterScan MSSの検索サービスプロセスはセントラルコントローラへの接続試行が タイムアウトするまでメッセージの処理を継続できないことがある問題 InterScan MSSの検索サービスは、起動時および一定時間ごとに、利用可能な ポリシーサーバの情報や接続についての設定をセントラルコントローラ上の 管理データベースにクエリしています。 このクエリを実行する際にセントラルコントローラが停止しておりTCPコネク ションに応答がない場合、InterScan MSSの検索サービスプロセスはセントラル コントローラへの接続試行がタイムアウトするまでメッセージの処理を継続できま せん。 注意: 本現象は分散型でインストールを行った環境のみで発生します。 修正2: 本Patchの適用後は、検索サービスプロセスが起動時および一定時間ごとの管理 データベースへのクエリを実行しなくなるオプションが追加されます。 これにより、セントラルコントローラが停止した場合でも、メッセージの処理が 停止することなく配信されるようになります。 手順2: このオプションを有効にするには次の手順に従ってください。 1. 分散構成で検索サービスをインストールしたサーバに適用します。 2. imss.iniファイルをテキストエディタで開きます。 3. [policy_server] セクションの下に、「disablePeriodicalQueryFromDB」 オプションを追加し、値を「yes」に設定します。 [policy_server] disablePeriodicalQueryFromDB=yes 4. 次のコマンドを使用してInterScan MSSを再起動します。 $IMSS_HOME/script/S99IMSS restart ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題3: 次のすべての条件に一致するメールが一部の受信者のみにしか配信されない問題 1. 複数の受信者に元のメールが送信され、さらにこれらの受信者が次のような 複数のルール設定に一致する 例: 内部に対するルールと外部に対するルール 2. このメールが [検索の除外] の除外ルール「パスワードで保護されたzipファイ ル (検索不能) を含むメッセージ」に一致する 3. このメールに対する [検索の除外] の除外ルール「パスワードで保護されたzip ファイル (検索不能) を含むメッセージ」の処理が、次の処理の1つが設定し ている - [メッセージをインターセプトしない] - [保存先] - [通知を送信] - [保留] 修正3: 本Patchの適用後は、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題4: ネットワーク問題が発生していない状況下で、ActiveUpdateサーバ上の ファイルが一時的に使用できないために予約アップデートが失敗すると、 InterScan MSSが初期設定で通知メールを送信する問題 この問題は、ActiveUpdateサーバ上のファイルが最新ファイルへ切り替えの ため一時的に使用不可となるタイミングと、ActiveUpdateの予約アップデートが 重なった際に発生する状況です。 修正4: 本Patchの適用後は、上記の状況下で通知メッセージを送信しないようになりま す。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題5: テキスト形式およびHTML形式の部分の文字コードが「us-ascii」に設定され ているメールに、InterScan MSSがスタンプを挿入した場合、テキスト形式の 部分とHTML形式の部分の文字コードが一致しなくなる問題 一部のメールクライアントでは、テキスト形式の部分とHTML形式の部分の文字 コードが一致しないメールを、メールクライアントでメッセージを正常に表示 できません。 修正5: 本Patchの適用後は、この問題が修正され、メールクライアントで正しく表示 できるようになります。 手順5: この不具合を回避するには、次の手順に従ってください。 1. 「imss.ini」ファイルをテキストエディタで開きます。 2. [MessageModule] セクションの下に、「UseUTF8AsPreferCharsetForStamp」 オプションを追加します。 [MessageModule] UseUTF8AsPreferCharsetForStamp=1 3. 次のコマンドを使用してInterScan MSSを再起動します。 $IMSS_HOME/script/S99IMSS restart ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題6: InterScan MSSのマネージャ監視サービスがマネージャサービスを起動しない問題 マネージャサービスのPIDが残存している場合、またはファイルあるプロセスIDが 他のプロセスで使用されている場合、マネージャ監視サービスはマネージャ サービスを起動しません。 修正6: 本Patchの適用後は、プロセスIDからプロセス名をチェックして他のプロセスか どうか判断することにより、モニタプロセスが他のサービスを起動しない問題が 修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題7: 特定の状況でクラッシュが発生する問題 これは、ImssmgrのC++ライブラリファイル「libCstd.so.1」および 「libCstd_isa.so.1」のリンク方式がビルド 81890から変更されたために発生して いました。 修正7: 本Patchの適用後は、ImssmgrのC++ライブラリファイルのリンク方式 (動的リンク) が以前のリンク方式 (静的リンク) に変更されます。