どうすれば要件定義で失敗しないのか − @IT情報マネジメント(情報元のブックマーク数:)

これまでハード納品とかで2ヶ月とかあったので、要件定義をゆっくり出来たが、これからクラウドや仮想化でハード納期がボトルネックにならないと言うことは、開発者もどこかを削って時短をしないといけなくなるわけだ

一番削られるのが、セキュリティや要件定義だろうな。

近年のシステム開発は、プロジェクト環境の変化によって要件定義の難易度が非常に高まっており、要件定義におけるプロジェクトマネジメントが、システム開発全体の成否にも大きな影響を及ぼすようになってきた。いかに要件定義でつまずかないようにするかが、システム開発の成功の鍵となるのだ。

ビジネスとITが一体化か。確かにITが無いとビジネスが回らなくなり始めているなぁ。

要件定義が難しくなっている原因について耵岡氏は、(1)ビジネスとITの一体化、(2)組織横断的プロジェクトの増加、(3)情報システム部門の体制および役割の変化を挙げた。ビジネスとITの一体化によって、システム開発の要件が複雑化かつ高度化したほか、組織横断的プロジェクトの増加により、ステークホルダーが増えてしまっている。

5W2Hでのプロジェクト目的を明確化するか。

1つ目のポイントとなるのが、「目的の明確化と共有」である。プロジェクトを立ち上げるときには、5W2H(What、Why、When、Who、Where、How、How much)の観点で、どのようなプロジェクトであるかを確認し、プロジェクトの目的を明確にすることが重要だという。「目的を明確にしたら、それをメンバー間で共有することが大切だ。例えば、プリントアウトして壁に貼ったり、ポータルページのトップ画面に常時表示させるなど、メンバーに浸透させる工夫をしてほしい」と耵岡氏はアドバイスする。

企業としてはアウトプットをほしいし、ユーザはきちんと要望がシステム化してほしい。難しいところだ。

つまり、「『要件定義成果物の定量的管理のみに頼るマネジメント』や『一応のユーザーレビューに依存する形式的・属人的マネジメント』から脱却することが、成功する要件定義への近道」であり、それは、要件内容が十分であることを可視化する仕組み作りに取り組み、要件品質のマネジメントを確立するということである。

アジャイルで要件を見える化させながらより良いものを作って、最後に要件定義書を作るとか面白そうだな。

一方で、アジャイル開発は、繰り返し、段階的に、柔軟に、自立的に開発できる特徴を持つため、ユーザーは実際に動作するシステムを利用して要求を確認し優先順位の判断を行うなど、満足度の高いシステムを構築できるとしている。

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