第24回 組織全体を抹殺する「アイデアキラー」 - ダメな“ユーザー企業”を叱る!:ITpro(情報元のブックマーク数)

イデアジェネレータとアイデアキラー。人はアイデアをキルするのは簡単なので、そっちに傾いてしまう。

キルしないで、生かして伸ばす話術ってのも必要だよね。

イデアを生み出す人を「アイデアジェネレーター」と呼ぶならば、それを否定する「アイデアキラー」も存在します。アイデアキラーは、単なる軽い“思い付き”を抹殺してくれるという組織にとって有益な役割を担っています。しかし、経験と権限を兼ね備えたアイデアキラーがにらみを利かせているのであれば、この人には勝てないとみんなが感じて、アイデアが生まれなくなります。そうなると、事業や組織の停滞は構造的と呼ぶべき状況に陥ります。

第24回 組織全体を抹殺する「アイデアキラー」 | 日経 xTECH(クロステック)

イデアキラーが蔓延すれば、アイデアキラーばかり生まれる。アイデアキラー文化になると。

イデアキラーが「定年退職」を迎えるまで待てば良いか、というとそう簡単でもありません。その間に組織に「アイデアを生まない方が良い価値観」が染みつきますから、停滞が固定化してしまいます。

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イデアキラーにならないように・・・<俺

これに対するアイデアキラーのよくある反応は、「見てどうする」と「分かるわけない」の2つです。
「見てどうする」、すなわち顧客の購入目的が仮に分かったとしてどうするんだ、というのはある意味で“正論”です。これに勝って新事実をつかまなければ、停滞は続きます。
これに反論するには、例えばこういう説明があるでしょう。「顧客の購入目的がもし分かれば、同じ目的を持った顧客以外の母集団に対する何らかの効果的な告知方法を考えて、売上機会を増やすことができる。昔なら告知とITは無縁だったが、インターネットが普及した今ならそうとは限らない。さらに、購入目的が分かれば、既存顧客に対してもより良い選択肢の提案ができるかもしれない」
2つ目の「分かるわけがない」、顧客の購入目的を把握できるはずがないというのも一理あります。昔であれば新事実の追及はITとは無縁の命題であり、顧客の「声を聞く」「顔を見る」といったミクロ情報の収集と、アンケート実施などによるマクロ情報の収集が中心だったでしょう。

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